2021.1.23

下屋増工工事「手刻み」の様子。

棟梁が木材に一つ一つ墨付けをして加工していく手刻み。
最近ではプレカットという機械で加工するのが主流。手刻みで建てる家が少なく手刻みが出来る大工さんも減ってきています。

今回は、モノづくりが大好きという息子さんFくんが手刻みを体験しに来てくれました。
普段から木工をやっているということで慣れた手つきで黙々と作業を進めていきます。
木工が好きなのが伝わってきます。
話を聞くと刻みの作業は想像していた大工さん像と少し違っていたようですが、
それでも新しいことに向き合い、感じて、吸収しようとしている姿がとても素敵でした。

この機会は、こうして手刻みや自分達の家づくりを知って貰う事、体験して感じて貰う事の大切さ。そして、好きな事に真剣に向き合う大切さを教えて貰いました。

最後の2枚の写真は、棟梁が加工した「金輪継ぎ」という継手。
四方からの強度が得られる継手の中でも強固なものの一つです。墨付け、加工の難易度も高。